大喜利で面白い回答をするための3つのコツ【具体例あり】
大喜利が大好きな、はてねこ @hrsstm です
今回は、数ある大喜利企画に参加して導き出した、大喜利のコツをまとめたいと思います
・大喜利でうまくボケたい人
・周りに面白いと思われたい人
・大喜利が苦手な人
上記の方向けの記事となっています
大喜利の由来
そもそも大喜利ってなに?
寄席においてトリ(最後を飾る出演者)がいない場合、それに代わる最後の演目として観客へのいわばアンコールに相当するサービスとして行われていたもの。余興として、その日の寄席の複数の出演者が再び登場し、観客からテーマをもらって互いに芸を競い合った。
歌舞伎の「大切」(一日の興行の最終幕最後の場面)にちなんだ名であり、「喜利」は客も喜び、演者も利を得るという意味の当て字である。
私は、テレビ番組「笑点」で初めて大喜利を知りました。まさしく客も喜び、演者も利を得ていますね
ただこの大喜利。実際にやってみると、笑点メンバーのように上手くはいきません。面白い回答をするためには、いくつかコツを知っておく必要があります
常識を崩す
大喜利の基本中の基本だと思います。簡単な例で考えてみましょう
お題:こんなケーキ屋さんは嫌だ
ステップ1:自分の中の常識を考える
- ケーキを売っている
- 店員がかわいい
- 買うときにお金を払う
あくまで自分の中での常識でいいので、思いつく限り考えましょう
ステップ2:思いついた常識を正反対の意味にする
- ケーキを売っていない
- 店員がかわいくない
- 買うときにお金を払わない
すでに答えとして成立しそうですね。さらに面白くするために、もうひとひねりしてみましょう
ステップ3:正反対の意味を別の表現で表す
例えば「ケーキを売っていない」だったら、何を売っているのかを考えます。ここで他の人との違い、自分らしさを出しましょう
- ピザの味がするケーキを売っている
- 店員が全員ボディビルダー
- 支払いがイチゴ
常識を崩すだけで、回答を考えることができました。大喜利の王道の考え方だと思うので、しっかり身につけましょう。いかに自分らしさを出せるかが重要となってきます
テーマに沿ったワード選びを心掛ける
ただ面白いワードを選ぶだけでは、相手の心をつかむことはできません。テーマに合ったワード選びを心がけると良いと思います
お題:女子力ってどんな力?
回答:リコピンと会話できる
リコピンがおもしろワードと思って無理やりくっつけただけで、肝心な「女子」にも「力」にも関係していません
この回答が面白いと感じる人もいるかもしれませんが、関係のない言葉だけでは、大喜利とはいえませんよね
なぜなら「男子力とはどんな力?」というお題にも同じ回答ができてしまうからです。目の前のお題に向き合えていないということです
このお題の場合は「女子なのにそれ?」もしくは「女子といえばそれ」と思わせることができると良いでしょう
回答例
「ご飯をおごらせる力」
「女子といえばこういう力」というテーマに沿って、あるあるを共感できる回答が "良い大喜利の回答" といえるでしょう
例のように、聞かれていることの本質に対して、きちんと答えることが重要です。女子にちなんだ回答かつ、どんな力かを聞かれているのですから、〇〇な力と答えましょう
大喜利の世界では「うまい」=「面白い」
大喜利の世界は不思議で、お題に対する回答が「うまい!」と思われた時、初めて「面白い」になります
お題:もったいないオバケが怒り狂ったもったいない事とは?
せっかくもったいないオバケが出たのに「うわ~オバケ」としか言わなかった設楽統 (IPPONグランプリにて)
思わず「もったいない」と言いたくなる名回答ですね
このように大喜利は、お題と回答が組み合わさって初めて成立します。お題に対する回答を、いかに「うまいなー」と思わせるかが重要となってきます
- 面白いだけではだめ
- お題ありきの回答をする
この2つを頭に入れて考えるだけでも、回答の質はあがっていくと思います
日頃からできる訓練方法
いかがでしたでしょうか
大喜利のコツをいくつかご紹介しましたが、一番のコツは心の底から楽しむことです。ちょっとくらいすべっても大丈夫です
まずは楽しむ。そして、他の人の色々な回答を見て学ぶ。これを繰り返すことで、柔軟な発想力が身につくことでしょう